まず, インストール法の理解のため, KLICシステムが KL1 プログラムをどのようにコンパイルして実行するのかを説明する.
システムは以下のみっつのモジュールからなる.
KL1 のプログラムは KLIC コンパイラで C プログラムに翻訳される. その 時に ``ファイル名.ext''という名の, プログラム中に出てくるアトムやファン クタの情報を持つファイルも出力する. 後にデータベース管理プログラム が, 一緒にリンクするプログラムの ``.ext'' ファイルの情報を統合して, ``atom.h'', ``funct.h'', ``atom.c'', ``funct.c'', ``predicates.c'' の 諸ファイルを作成する.
次に, コンパイル結果の C プログラムを C コンパイラで, KLIC システムの 提供するヘッダや ``atom.h'', ``funct.h'' と共にコンパイルする. ``atom.c'', ``funct.c'', ``predicates.c'' のファイルもコンパイルし, 実 行時システムとリンクして実行可能ファイルを作成する.
コンパイル, データベース管理, リンクの一連の作業は ``klic'' という名のド ライバプログラムが制御する. この ``klic'' は ``cc'' と ``make'' を合わせ たような役目を果たす. ``Cc'' は C のプリプロセサ, コンパイラ本体, リンカを制御するが, ``klic'' は KL1 から C へのコンパイラ, C コンパイ ラ, データベース管理プログラム, そしてリンカを制御する. ``Make'' はファ イルの日付を調べて必要なコンパイルだけを行なうが, ``klic''も同様の機能を持つ.