先の使い方では「複数のファイルに対して同時に」コンパイル/リンクを行なっていた.
しかしながら, 実際にある程度大きなプログラムを作成し,
デバッグ/修正を繰り返すようになると,
「複数のファイルのうち1つだけ」
を直してコンパイルし, それ以外のファイルのコンパイル結果 (オブジェクト
コード) とリンクしたくなるような場面に遭遇することが少なくない.
klicコマンドではそのような使い方をすることも可能である.
以下のようにすれば, 別々にコンパイルし, 作成されたオブジェクトコードを
リンクすることができる.

ここで, -cというオプションは, 実行形式は作成せず,
オブジェクトコードまでしか作成しないことを指定している.
通常, klicコマンドはなにも指定しなければ, 実行形式まで作成する
(リンカまで起動する) ようになっているが, ここでリンクを行なっても,
所詮, プログラムの全てが与えられていないので, 実行形式を
作成することができない. そこで, オブジェクトコード (.o) の作成で
止める必要がある. このオプションはそのために用いる.
つまり, -cと指定した時には, オブジェクトのコードを作成したところで
処理を止め, リンクを抑制する.
しかしながら, 実際には, klicコマンドは
ファイルの作成された日付を見て, コンパイルを行なう必要があるかどうか
を自動的に判断する機能 (UNIXの make
コマンドと同じ機能) を備えているので, 以下の
コマンドにより, 自動的に最小限の処理が行なわれる.

ここで, klicコマンドが行なっていることを調べてみよう.
-vというオプションを使うと, 途中行なっている処理の様子を
見ることができる.
