一見 KL1 のプログラムは, 同じホーン論理
に基づく論理型言語である Prolog に非常に良
く似ている. プログラムを論理式として解釈できる点も同様で, その際にど
のように対応づけて解釈するかまでもまったく同じである. しかし, プログラ
ム言語として見た時, KL1 と Prolog はまったく異なる言語であるといって良
い. Prolog は, 原則逐次処理の範囲内で, ホーン論理の自動証明系としての
完全度をできるだけ上げるように設計されている.
一方, KL1 は完全性の追求はあきらめ, 並列処理言語として
の能力を追求した言語である. 両者は共にホーン論理に基づきながら, まっ
たく違う方向に発展してきた言語で, KL1 を並列 Prolog と呼ぶのは間違いで
ある.