KLICで用いられるデータ構造の実装について述べる。
KLICで用いられるデータ構造は以下の2つに大別される。
またこれらの中間として、KL1レベルでの構造を実装するための
枠組として「ジェネリック・オブジェクト」という機構がKLICでは導入されている
(
ページ、第2.3章参照)。
この機構を用いると、ユーザはカーネルに手を入れずに
新しいデータ型を導入することができる(但し、KL1のパーザに手を入れることは
できず、KLIC附属の標準のパーザではこのジェネリック・オブジェクトで新規に
定義したデータ構造を文字列表現からメモリ表現に変換することはできない)。
実際、KL1レベルで現れるデータ構造のうち、ベクタ、文字列などは
このジェネリック・オブジェクトの機構を用いて実装されている。
本章ではこれらのデータ構造について説明を行う。 KL1のデータ構造の殆どは、include/klic/struct.h 内で定義されている。