メッセージ通信実装では以下の2つの基本方針を設定した。
上記の方針に基づくメッセージ通信実装の構成を、図10.2に示す。
メッセージ通信実装では、KLICの逐次核に分散処理管理部と メッセージ通信処理部を付加したプロセスが複数実行される。 これらのプロセス間では、各プロセスの分散処理管理部と メッセージ通信処理部を経由して通信が行われる。
分散処理管理部分は、並列推論マシン PIMで用いた分散処理方式を
KLIC 用に再構成した方式を用いた。分散処理管理部分の
処理方式の詳細は第10.2章 (
ページ)に述べられる。
分散処理用のデータは、KLIC のジェネリックオブジェクトを使って実装されており、 また、メッセージ受信処理用のメッセージハンドラルーチンは、 逐次核の割り込みハンドラテーブルにエントリを追加する形で実装されているので、 逐次核の主処理部分を変更せずに分散処理を実現できた。